オレにスカートが似合ってたまるか!!!(単話)
案内人:朱音(大人の恋愛小説の棚)
無料で試し読みするこの作品について
「オレにスカートが似合ってたまるか!!!」——ビックリマーク三つに、本人の必死さと、たぶん隠しきれていない動揺が全部出ていて、まず笑ってしまいました。
これ、否定の言葉なのに、否定になっていないんですよね。「似合ってたまるか」とわざわざ言い切るということは、似合ってしまった現実がもう目の前にあるということで。認めたくない、けれど周りはとっくに気づいている。その自意識と現実のズレを、コメディとして転がしていく一編だと読みました。強がれば強がるほど墓穴が深くなる、あの可愛い空回り。
女装そのものより、それをめぐる本人の照れと意地のせめぎ合いが見どころだと感じます。意地を張る理由の奥に、たぶん別の感情が隠れている——そこをにやにやしながら待つ楽しさ。
向いている人:強がりが少しずつ崩れていく過程が好きな人。シリアスより軽妙なギャップ萌えを求める人。
少し注意:単話なので、ノリと勢い優先。じっくりした心理描写を期待すると物足りないかもしれません。
否定の三連符が、どこで「……まあ、悪くないかも」に変わるのか。その瞬間を見届けたくなる、愛嬌のある一作です。
価格・配信状況は変わることがあります。最新は公式でご確認ください。