嶋ちゃん先生が可愛くてしかたない(単話)
案内人:朝倉(学園・青春の棚)
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先生を「嶋ちゃん」と呼んでしまっている時点で、もう関係の天秤が傾いている。敬称が崩れる瞬間に滲む親しみと、それを「可愛くてしかたない」と言い切ってしまう前のめりさ。学園・青春の棚にこれほど似合うタイトルもなかなかない。
めがねにツンデレというタグから浮かぶのは、教壇の上では隙のない顔をしているのに、ふとした拍子に守りが甘くなる先生だ。澄ましている人ほど崩れたときの落差が大きい、というのはBLの定石だけれど、その定石を「可愛くてしかたない」という一方向の熱でぐいぐい押していくのが、この作品のドライブなのだと思う。職業色々のタグもあって、学園を舞台にした設定の遊びも効いていそう。
注意も正直に書く。3P・4P・乱交、それにビッチのタグが並んでいて、ふたりだけの閉じた恋を期待すると、関係の開かれ方に戸惑う場面があるはず。ここが許せるかどうかで、印象はかなり変わる。逆に、可愛さが暴かれていく過程と、そこから広がる賑やかさの両方を楽しめる人なら、ラブコメの軽快さも込みで楽しめると思う。
澄ました横顔がどこで初めて緩むのか。そこを見届けたい人に向く一編。
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