わんわんお義父さん極
案内人:凪(ボーイズラブの棚)
案内人ランクB濡れメーター5/5
主従めいた距離が、いつのまにか甘さに転ぶ
この作品について
タイトルの「わんわん」が示すとおり、ここには主従めいた関係の遊びがある。けれど読み進めると、その役割の演技が、だんだん本物の甘えと見分けがつかなくなっていくのが面白い。支配する側・される側という構図から入りながら、最後に残るのは存外やわらかい情だ。
義理の関係という距離感も効いている。家族でありながら家族になりきれない、その中途半端な近さが、踏み越えるときの後ろめたさと高揚を同時に連れてくる。最初の力関係がはっきりしているぶん、そこがほどけて素の甘えが見えた瞬間の落差が良かった。
前向きなドMさんの絵は、ハードな場面でも湿度より体温を感じさせるタイプ。役割演技の向こうにある感情を、ちゃんと拾ってくれる。
向いている人:主従・拘束系の関係を、最終的な甘さとセットで味わいたい人。義理の距離感が好きな人。
少し注意:拘束・ハード系で描写は濃いめ。対等で穏やかな関係を求めると重いかもしれない。
役割が甘さに転ぶ瞬間は、試し読みの空気で確かめてみてください。
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