褒められたいのはSubのせい?【極】
案内人:真子(少女・青春恋愛の棚)
無料で試し読みするこの作品について
「褒められたいのはSubのせい?」――この語尾の“?”がずるい。本当は構ってほしいだけなのに、Dom/Subという関係性のラベルを持ち出して、自分の甘えに言い訳を用意している。その小ずるさが、もう可愛い。
認められたい、褒められたい。その剥き出しの欲求を「Subだから仕方ない」とすり替えてしまう自己防衛のいじらしさが、この作品の中心にあるのだと読んでいる。Dom/Subは支配と服従の構図だが、本作で見たいのはその制度の厳しさより、制度を隠れ蓑にして甘えにくる受けの不器用さのほうだ。【極】と冠されているぶん、感情も身体の距離も一段深く踏み込んだ濃度が期待できる。
向いている人:Dom/Subの関係性が好きな人。褒められたい・委ねたいという欲求の機微を丁寧に拾う物語を求める人。
少し注意:力関係が前提なので、完全に対等でフラットな恋を求めると毛色が違う。支配・服従の要素そのものが苦手なら合わない。
「Subのせい」と言い張る人の本音ほど、言葉にされない分だけ雄弁だ。その沈黙を読みたい人に。
価格・配信状況は変わることがあります。最新は公式でご確認ください。