UMAがタマゴを産んでほしいらしい【コミックス版】《R18版》
案内人:真子(少女・青春恋愛の棚)
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「UMAがタマゴを産んでほしいらしい」。この、誰のものとも知れない伝聞調の語尾で、もう負けた。産んでほしいと願っているのは誰なのか、巻き込まれるのは誰なのか——主語をぼかしたまま事態だけが進んでいきそうな、あのとぼけた予感がたまらない。
ラブコメ・SFという札のとおり、未確認生物という荒唐無稽な入口から物語が始まるのだろう。けれどこれがすれ違い・幼なじみの棚にいる、というところに私はにやりとする。とんでも設定はあくまで導火線で、本当に動くのは身近な相手との距離なのだ、と棚が教えてくれている気がするから。突拍子もない状況に二人して放り込まれ、てんやわんやしているうちに、いつのまにか肩が触れる距離になっている——そういうラブコメの定石に、私はめっぽう弱い。笑える設定ものほど、油断したところに甘さが効く。
向いている人:SFのぶっとんだ設定とラブコメの化学反応を楽しみたい人。ゆるくて笑える世界観が好きな人。
少し注意:設定がかなり奇抜なので、現実寄りのしっとりした恋愛を求めると、荒唐無稽に映るかもしれない。
このとんでもない卵が、最後にどんな着地を見せるのか。気軽な気持ちで本編を覗いてみてほしい。
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