hide and seek
案内人:凪(すれ違い・幼なじみの棚)
無料で試し読みするこの作品について
かくれんぼ、と訳してしまうと急に可愛らしくなるけれど、「hide and seek」と原語のまま置かれると、もう少し息を詰めた響きになる。隠れる側と、見つけ出そうとする側。子どもの遊びの構図が、大人の駆け引きにそのまま重なってくる。
ゲイ作品の単行本で、棚はすれ違い・幼なじみ。タイトルからは、本音を隠す者と、それを探り当てようとする者の、もどかしい距離が中心にあると感じる。見つけてほしいのに、見つかるのが怖くて隠れてしまう——その矛盾が、すれ違いの芯になっていそうだ。探す側のまっすぐさと、隠れる側の臆病さ。攻守がくっきり分かれているからこそ、片方が一歩踏み込むたびに胸がきしむ。感情の機微で読ませる、静かな熱を持った関係性ものだと思う。
向いている人:隠し合う関係の緊張感や、丁寧に積み上げられたすれ違いを追いたい人。男性同士の関係を真正面から描く作品を求める人。
少し注意:明るく軽いラブコメではなく、感情の翳りで読ませるタイプ。テンポの良さを期待すると静かに感じるかも。
最後に隠れていたのはどちらだったのか。その答えは、ページの中で見つけてください。
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