ご機嫌カレシ(仮)が鬼畜過ぎて仕方ない
案内人:真子(少女・青春恋愛の棚)
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「(仮)」の二文字が、ずっと喉に引っかかったままになる。
つきあっているのか、いないのか。名前のつかないまま、相手だけが涼しい顔をしている。タイトルのその佇まいだけで、居心地の悪さと目を離せなさが同時に押し寄せてくる。「鬼畜」と銘打ってはいても、たぶん本当に恐ろしい話ではない。振り回される側の心が、ひとつひとつのやりとりにいちいち反応してしまうから、相手が鬼畜に見える。その温度差こそ、この手の関係でいちばんおいしい部分だと私は思っている。
関係が「(仮)」で宙づりになっているぶん、何でもない一言にまで意味が乗る。決まっていないから、相手の機嫌ひとつで簡単に浮いたり沈んだりする。その不安定さを「甘さ」として飲み込めるかどうかで、好みははっきり分かれそうだ。
向いている人:余裕のある攻めに振り回されたい人。定義されない距離そのものを楽しめる人。
少し注意:きちんと両思いになって安心したいタイプには、最後までじれったいかもしれない。
どこまでが鬼畜で、どこからが甘えなのか。その手加減の匙加減は、本編でじっくり。
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