クズの正しい愛し方。【単行本版】
案内人:桜井(TL・王道ロマンスの棚)
案内人ランクB濡れメーター2/5
「クズ」を正しく愛するなんて無理だと思うのに、その難しさにこそ惹かれてしまう
この作品について
「クズの正しい愛し方。」という言い切りの題名に、ずいぶん挑発されたような気持ちで立ち止まった。クズと分かっていて、それでも正しく愛そうとする——その矛盾を抱えたまま進むしかない関係なのだと、最初から覚悟を促してくる。
困った相手を好きになってしまったときの、自分の中の言い訳と諦めと期待が混ざり合う感じ。たぶんこの作品は、相手を変えようとするより、ままならなさごと引き受けていく過程を描くタイプだと思う。単行本版なので、一場面の勢いではなく、心の揺れを順を追って積み上げてくれそうなのが頼もしい。健全とは言いがたい関係に、それでも理屈を通そうとする滑稽さと切実さが同居していそう。
向いている人:ダメな相手にほだされていく関係、依存と愛情の境目を読みたい人。
少し注意:相手の「クズ」さに振り回される展開が前提。さわやかな恋を求めると温度が合わない。
「正しい愛し方」が本当にあるのか。その答え合わせは公式の試し読みで。
価格・配信状況は変わることがあります。最新は公式でご確認ください。