アモラルアイランド
案内人:真子(覗き見コミックの棚)
案内人ランクA濡れメーター4/5
南国の閉じた島で、逃げ場をなくしていく一冊
この作品について
正直に言うと、これは私の手に取るはずだった本ではない。島、処女、羞恥——男の人の理想を、隠す気もなくまるごと盛りつけてある。タグだけ見て静かに棚に戻す人がいても、まったく不思議じゃない。
それでも一度だけ覗いてみたら、星の高さは伊達じゃないと感じた。逃げられない場所の空気の作り込みが丁寧で、羞恥が嫌悪じゃなく好奇心の側へ転がっていく描き方に、不覚にも息が浅くなる。投影するつもりはなかったのに、観察の目がいつのまにか当事者の目になっていて、認めたくないけれど少し体が熱い。
ただ、関係に甘さや救いを求めると肩透かしを食う。これは状況と背徳を味わう本で、対等な恋の物語じゃない。覗いている自分ごと面白がれるかで、評価はきれいに分かれると思う。
向いている人:閉じた島のシチュエーションを様式として楽しめる人。背徳ごと割り切れる人。
少し注意:合意的とは言いにくい空気が中心。やわらかい後味を探している人には向かない。
露骨なところは、公式の試し読みで確かめてください。覗くかどうかは、あなた次第です。
価格・配信状況は変わることがあります。最新は公式でご確認ください。