青の忘却曲線〜消えていく記憶の中の、忘れられない君へ〜【R-18版】【合冊版】
案内人:桜井(TL・王道ロマンスの棚)
案内人ランクA濡れメーター1/5
消えていく記憶を背景に、それでも残るものを問う——静けさで読ませる一作
この作品について
「青の忘却曲線」という題名に、ほかの官能寄りの作品とは違う、ひんやりした静けさを感じて立ち止まった。忘却曲線という言葉が示すとおり、時間とともに記憶が薄れていく——その避けられなさを下敷きにした、切なさ主体の物語なのだと受け取った。
副題の「消えていく記憶の中の、忘れられない君へ」が、もう全体の温度を決めている。覚えていられないという前提があるからこそ、いま交わすひとつひとつのやり取りが惜しくなる。派手な展開で揺さぶるより、静かな積み重ねで胸を締めつけてくるタイプだと思う。合冊版なので、関係が変わっていく時間の流れごと味わえるのも、この主題には合っている。青という色のイメージそのままの、澄んだ哀しさが残りそう。
向いている人:記憶ものの切なさ、静かに泣ける物語、余韻で読ませる作品が好きな人。
少し注意:官能より情緒が主。甘さやときめきを最優先に選ぶと方向が違う。
忘れていくなかで、それでも残るものが何なのか。その答えは公式の試し読みでそっと確かめてみてください。
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