俺の抱き枕になってくんない?〜常連の奥村さんに堕とされるまで〜(単話)
案内人:桜井(TL・王道ロマンスの棚)
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「抱き枕になってくんない?」って言える人、なかなかいない。冗談っぽく言えても、そこに本気が混じっていたら逃げ場がない。
常連というのは積み重ねの話だ。一度来た人じゃなく、何度も来た人。顔を覚えて、名前を呼んで、どんな人かなんとなく分かってきた頃に、そういうことを言われる。それが怖いのか、うれしいのか、一瞬判断できないところがある。
奥村さんはそういう人らしい。じわじわと距離を詰めてくるタイプで、「堕とされる」という言葉が副題についている時点で、ヒロインが徐々に引き込まれていく過程がある。一気に攻めてくるのではなく、常連という繰り返しの時間を武器にしている感じがして、じわっとくる。抱き枕、というのも親密さのかたちとしてなかなか上手い選び方だと思う。眠れる距離というのは、情緒的にけっこう近い。
向いている人:距離を詰めてくる攻め相手に弱い人。繰り返しの接触から始まる恋、じわじわと堕ちていく感覚を味わいたい人。
少し注意:単話なので展開は速め。「堕とされるまで」という副題のとおり関係が大きく動く前提の話。揺れの時間が長い作品を好む人には少し違うかもしれない。
奥村さんとの距離の詰まり方を、試し読みで感じてみてください。
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